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平成28年 沈下橋を撮る

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はじめに

平成28年5月。四万十川の「沈下橋のある風景」を撮りに出かけた。伊丹空港を7時30分に離陸し、高知空港に到着したのは8時15分。早速、車をレンタルして高知自動車道を四万十中央まで行き、ここからR56を走り根元交差点まで。ここからはR381に入り四万十川に沿って走る。途中、江川崎からR441を走り、四万十市の中村まで180Kmの行程を沈下橋の写真を撮りながらの旅だ。


上宮沈下橋

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沈下橋が最初に目に止まったのは、「相去川」あたりから見えた「上宮沈下橋」だと思う。四万十川は初めての訪問でしたので土地感がなく、遠景で沈下橋を狙うポイントが判らず困りました。最初に見かけた橋ですから、取り敢えず1枚撮ることにしました。橋脚は1脚一体で頑丈な作りでした。
橋の奥右手、コンクリ-ト車のようなものが邪魔をしてますね!

上岡沈下橋 (向山橋)

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この沈下橋は「理想的な沈下橋の姿」と云えるでしょう。洪水時には水流の抵抗を少なくし、流木などが掛り難いように両端は面取りがしてあります。また、曲線を多く取り入れ芸術性に富んだ沈下橋で、この辺りは川幅も狭く、橋の長さも短かくてバランスのとれた美しい橋でした。後に出てくる[口屋内沈下橋」と同じ年(昭和38年)に造られているようです。


茅吹手の沈下橋

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国道から少し離れたところにある橋で、場所が判り難かったのですが、側道に沿って下って行くと、川のせせらぎが聞こえてきます。犬を連れて散策を楽しんでおられる方もあり、のんびりとした時間が過ぎてゆくようでした。犬の体の全体を入れればよかったのですが少し慌てシャッタ-を押しましたね!




三島第二沈下橋

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鉄橋と沈下橋が平行して架けられている珍しい風景です。列車が通ってくれると面白い写真になったのですが、何時通るか調べていなかったので先に進みました。
旧国道の三島遂道がそのまま残り、ノスタルシックな感じがしました。




半家沈下橋

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左の写真は川の上流から撮った写真です。遠くに鉄路が見られます。右側の写真は下流から撮った写真で国道の橋梁が写っています。この国道の橋梁から右の写真を撮りました。この辺りは流れも速く、白く泡立つ流れが見られます。

中半家沈下橋

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対岸の民家が増えたのでしょうか?新しい大橋が架けられていました。その為でしょうか、沈下橋は、車が通れないように石柱が打たれていました。










長生沈下橋

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静かでいい感じの景色です。橋の中央部分が白く見えていますが、この部分は橋の幅が広くなって軽トラ位なら離合出来るのではないでしょうか?それとも何か理由があるのでしょうか?教えていただければありがたいです。





岩間沈下橋

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国道に「岩間の沈下橋」と書いた大きな看板が目に入りました。側道に入ってみますとUタ-ンが出来なくなり沈下橋を渡らなくてはならないようになりました。
渡った先には集落があり生活の一部を垣間見た感じが致します。写真は国道の対岸から撮ったものです。河原に降りて遊ぶ人もあり、何によりも清流が美しかったです。橋脚がコンクリ-トで固めたものでなく、2本柱になっていました。

口屋内沈下橋

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橋脚が橋を抱きかかえるように「労わっている」感じに見えます。曲線を多く使った芸術的な橋ですが、残念なことに「通行禁止」になっていました。










勝間沈下橋(鵜の江橋)

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国道に貸しカヌ-の看板とカヌ-教室の看板もあります。カヌ-を楽しむのに最適の場所らしく、若い人たちが集まっていました。橋を支える橋脚が3本柱になっていたのが珍しい所です。三国連太郎・西田敏行が演じた「釣りバカ日誌」のロケをしたところとして地元では有名になっています。




高瀬沈下橋

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四万十川にかかる沈下橋として3番目に長いそうです。この辺りは四万十川の下流域になりますので川幅も広くなり水の流れも淀み大河の貫録を感じます。
川遊びに来ている家族に出会いました。子供たちは無邪気に魚取りをしています。とても可愛い子たちで印象に残りました。。




佐田沈下橋(今成橋)

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四万十川の一番下流にある沈下橋です。川幅も広くなり沈下橋では一番長い橋で観光客にも人気が高く、歩いて橋を渡って楽しむ人も多いです。観光や食事が楽しめる屋形船も係留されて風流なところでした。






今回は、四万十川本流に架かる沈下橋を撮って旅しましたが、欲張りすぎた感じが致します。沈下橋を撮るのが目的でしたら2~3の沈下橋にしぼり、光線の条件や環境状況を把握して撮影に取り組みたいと思います。できることでならば支流にも足を踏み入れて、素朴で風流なところにかかる沈下橋も撮っておきたいと思います。
更に、風光明媚な景色を記録しておくことは大切なことと思いますが、沈下橋は地元の人達に取っては貴重な生活道路であり、日々の生活に欠かせない橋であることも理解して、何時の日か再度撮影に挑戦してみたいと思いました。


翌日は、朝一番に四万十市役所の観光課を訪ね、観光資料をいただいて「風車公園」や「トンボ公園」に行き、ついでに足摺岬まで足を延ばしました。灯台を撮るポイントも草木に覆われて岸壁に聳え立つイメ-ジの灯台が写せなかったのが残念でした。

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おわり

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